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子供時代を振り返った時にけれどお父さん

父親と息子

そんな時間が流れているうち、彼女はふと父親っていいもんだなと思えてきた。彼女の心から、わだかまりが消えた瞬間だったとい常日ごろから、子どもにいろいろ語ってやることも大切だが、子どもの人生の重要な局面において、父親としてどんな言動をとることができるか、それはもっと大切なことだ。
そうした局面においては、ある意味で父親は試されていると言っていい。教えるということは、実は自分が学ぶことでもある子どもは必ず父親に反発し、反抗するものと思え子どもというのは、その成長過程において、多かれ少なかれ、ほとんどと言っていいほど父親と衝突を繰り返す。

いったいなぜ、そんなことが起こるのだろうか。
おそらくそれは、自分という一人の人間、つまり自我が確立するために、必要なことなのである。たとえば1個の岩石から人形を彫り出すとき、あちこちにノミを当てて打ちつけ、削り出していく。そうやって、だんだん人間の形が浮かびあがってくるのだ。衝突するということは、その摩擦によって、自分という形を浮かびあがらせていく作業なのだろまえに話した樹木希林さんのお父さんは、希林さんにとって反抗のしようのない父親だった。小さいころおねしょをしても、いいよ、いいよ、干せばいいんだから。学校を休むとそうか、そうか、休んだの。こっちへおいでと、にっこり笑って手招きする。
みけん眉間にしわを寄せた顔を見たことがなかったという。
そのぶん、世の中に出てから反抗したように思います
と希林さん。

子供がそれをどう受けとめているか。


子ども時代に受けた親の妥協を許さぬ

そして「若いころは、もっと過激な、毒のある父親にあこがれた。もっと何をめざしてもらいたい、志を述べてもらいたい、と。でも、あのよさがわかるようになったのは、私自身の子どもが独立した最近のことです」
とも言っている。この話は、人間が成長する過程において、必要なのだということを示している必ず一度は反抗する時期が最近は、新聞などで過労死のニュースが報じられることが多い。働く人たちの側に立ってこの過労死問題を取りあげ、全国初の過労死を考える家族の会を結成した水野さんという弁護士がいる。彼の父親はたたき上げの旧国鉄マンで、ずっと機関士だった。
水野さんはひとり息子で、親の期待が大きかった。苦労して国鉄に入った父親は、若い東大出がすぐ同じポストにつくのを横目で見ながら、東大という夢を息子に託した。大学に行かないと上に立てないとよく言われたそうだ。
ざせつしかし、親の言いつけを守って東大に入った水野さんは、目標を失い、挫折感を味わうことになる。そして、自分がなんと俗物的な生き方をしているかを思い知った。

子どもの中で欠落していることになる

そこから彼の反抗が始まる大学を卒業すると、国鉄に行かせたかった父親に反発して、自動車会社へ入る。学歴だけで出世なんかしたくないという思いがあった。会社では臨時工にボーナスが支払われておらず、彼は組合の職場大会で努力した人間が報われるべきだと正論を述べた。しかし、会社側と一体の組合には通らない。そして臨時工の解雇事件もあり、だんだん嫌気がさしていった。
そこで、働く者を支える弁護士になりたいと考えた。自分の生き方は自分で決めようと司法試験を受けることを両親に打ち明けた。二人は畳に頭をこすりつけ、会社を辞めない
でくれ
と言い、一晩中泣いていたが、に会社を辞め、弁護士になった。
彼は頑として聞かなかった。


子どもに生き抜く構えの土台を培ってやらなければ。

教育をすれば交通事故

結局、三年に満たず弁護士になってから国鉄を相手にする事件だけはやってくれるな
が、これも裏切ることになる。
と父親に言われた一九七二年ごろ、愛知県で動労の分裂騒ぎが持ちあがったとき、乗り込み、暴力行為をやめさせろと迫った。
組合員と機関区長室にそのとき、思わずハッとした。部屋の壁には歴代区長の写真が飾ってあり、中の一枚に父親が写っていたのである。組合員に追及されて困り果てる区長と、父の姿が二重写しにダブって見えた。問いつめながらも、心のすみで気の毒な思いを感じていたという。
彼は言う。

おやじにことごとく反発して、人生を歩んできました。おやじの示した道ではなかったけど、いつのまにか働く人たちを支える仕事につくようになりました。

高校に入ったんだろう。


個性があるということは必要なことだと思います。

結局は、おやじの生き方に学んできたような気がします
人生に、ムダは一つもない子どもは、父親の話し方一つで不幸を幸福に変えることができる私がかつて担任をしていたクラスに、川崎から転校してきたN子という子がいた。初対面のとき、母親と一緒に学校の会議室にやってきたN子は、下を向いていた。
顔を見せて……と声をかけた。はにかみながらはじめて見せてくれた表情には、
可能性という文字が彫り込まれているように見える雰囲気があった。笑顔もみごとにきまっている。恐ろしい力を秘めているな、というのが私の第一印象であった。
その後、彼女に対する評価も含めた指導要領が届いた。あけてびっくり、成績はぜんぶ普通。行動評価に目立たない子と書いてあるのが、私には信じられなかった。
確かにN子は、目立たない子なのかもしれない。でも、その目立たなさは絵になっている。少々の弱々しさはあるが、間違いなく生命感をたたえている。目立たなさを基軸にこの子のは広がり、発展していくはずだ!この思いは、日々つのるばかりだった。母さんに言われなくてもやるなんてえらいぞ

  • 成長してからは祖
  • 子供は理屈をこねて反抗したりしますまだ物心つく前
  • 子どもの失敗

母さんに言われなくてもやるなんてえらいぞ 子供の頃とちがって 子供時代を振り返った時にけれどお父さん